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カートが空です

みんなの笑顔のために<br> - 四万十を感じる天然食 -

高知県には、日本三大清流の一つである四万十川が流れる。その四万十川の豊かな自然の中にある素材を生かした天然食のメーカーであるしまんと百笑かんぱに。

創業者である細木紫朗さんが大切にしている価値観は、社名の中の”百笑(どめき)”にも表れている。

四万十の素材を活用するという前提の中で、良い意味で無理のないモノづくりを行っているしまんと百笑かんぱに/細木さんの想いや価値観をお伝えしたい。

 

楽しいと思うことをやりきる

高知県で生まれ育った細木さんは、地元の中学校へ進学し、サッカー部へ入った。

「高校生相手に試合をして勝つような強豪校でした。高校でもサッカーを続けて、最後の大会では県で2位でしたね。高校では本当にサッカーしかしてなかったです。楽しくないことはやりたくないんですよね」

そして高校卒業後は、東京の大学へ進学した。

「大学に通いながら、外資系の英会話の会社でセールスのアルバイトを始めました。すごく忙しかったのですが、勉強よりも働いている方が楽しくなって、大学は2年間で辞めました」

その後、高知県内の印刷会社へ就職。営業から取材、クリエイティブや編集まで、全てを1人でこなした。

「1980年代、初めて日本でMacintosh(マッキントッシュ)が発売されました。会社で1台購入してもらったのですが、分厚い説明書の通りにやってもうまくいかない。社内の人が誰も使いこなせないので、自分で毎日、夜中の2時3時まで独学で勉強し、使いこなせるようになりました」

細木さんの努力によりMacintosh(マッキントッシュ)を使えるようになった会社は、追加で6台購入。周囲の競合会社は1台も持っていなかったこともあり、同業者の中では一人勝ちだったという。

「努力したとは思ってないですね。Macintosh(マッキントッシュ)を独学で勉強するのは、楽しかった。休みもいらないと思ってましたから」

楽しくないことはやりたくないが、楽しいと思えることなら徹底的にやりきるのが細木さんらしさだ。

 

昔から変わらない

細木さんらしさは、就職して30年近く経っても失われることはなかった。

「観光客向けに高知県の情報が掲載されたフリーペーパーを作ることになりました。その時、地元の農家さんや企業さんの新商品を掲載したんです。それを機に物販をやりたくなって、当時いた印刷会社の中に事業部をつくりました」

細木さんが物販を始める時にこだわったのは、本物を提供することだ。「添加物を使えば安くて美味しいものは作れるが、うちがそれをやるのは違うと思っている。なるべく添加物を使わないようにしています。どこにでもある”昔ながらの食文化”を大切にしたい」

その”昔ながら”には、現代の価値観にも通じるものがある。

「昔の食文化ってサステナブル。繰り返し使うとか余ったものを使うのは当たり前だし、添加物が入っていないのも当たり前」

継ぎ足しができる鰹節が入った醤油は、まさに”昔ながらの食文化”を再現したもの。

「とはいえ、どんなに良いモノでも今のライフスタイルに合わないモノは受け入れられない。共働きで時間のない方が多いので、手間を省いてあげる商品開発をしたり、こだわりのあるキッチンでも置いてもらえるようシンプルなデザインにしてます」そして、物販事業を始めた2013年に大手商社から取引をしたいと言われたことを機に、2年後、事業部を独立させ、しまんと百笑かんぱにを起業した。

 

人の笑顔を大切に

社名の”百笑(どめき)”というワードに細木さんの価値観が表れている。

「自分に関わった全ての人に笑ってほしい。要は関わってよかったと思ってもらいたい」

それは、商品を使う人はもちろんだが、原料を供給してくれる人や社員も含まれている。「展示会に出た時に、大手醤油メーカーからタイアップのお声がけをいただきました。ですが『作り方を教えるので、自分たちでやってください』と言ってお断りしたんです。大量には作れないし、作りたくないと思ったんです」

この意思決定も”百笑(どめき)”を、心から大切にしているからだ。

「前に無理して大量の注文を受けたことがあるんですが、社員みんなで夜遅くまで残業したり休日出勤したりしたんです。原料を供給してくれる人にも無理をお願いしました。その時に、このままじゃ、皆が楽しく働けなくなるなと思ったんですよね」

工場見学へ行った際、快く笑顔で迎え入れてくれた細木さんを見て、まさに”百笑(どめき)”を体現しているように感じた。